こんにちは！
当サイトの管理人のメーメー屋宜です。
いつもご訪問頂きありがとうございます。
当サイトは
私が長年バイオリンの指導に携わってきた
経験から
初心者の皆さんのお役に立てる情報を
お伝えします。
今回は下記の内容をお伝えします。
1.様々なバイオリン初心者の様々な始めた動機
私が指導してきた初心者の皆さんは
4才から80歳台まで
いらっしゃいます。
そしてバイオリンを始める動機は
様々です。
それを列記します。
2.バイオリン初心者が失望する現状/辞める原因/その解消法
希望と喜びに満ちて
バイオリンを始める初心者の皆さんの
多くの方が
あまりの難しさに
失望し辞めていく実情と
原因を解説します。
原因が理解頂けると
難しさの解消法が見えてきます。
ここでは解消法の根本原理を解説します。
3.おわりに
個々の詳細な解消法及び
関連する事柄を解説した
私の記事を紹介します。
目次
1.バイオリン初心者がバイオリンを始めた動機
バイオリンを習わせたいという方や習いたいという
中高年の方々が増えました。
現在幼児から84歳の方まで指導しています。
先ずは皆さんのバイオリンを
始めた動機を列記します。
①保護者が教養の為にと始めさせる。
普通幼児は自分の意志とは関係なく
教養の為にと保護者が連れてきます。
もちろん立派な動機です！
一流の演奏家たちの中にも
その様な動機で始めた方もいます。
バイオリン工房で知り合ったNHK交響楽
団の団員の方もそうでした。
②お子さんが自ら習いたいとせがんで始めた。
中には4才のお子さんが
テレビでハカセタロウの演奏を見て
自分からバイオリンを習いたいと
保護者にせがんで
始めた例もいます。凄いですね。
その4才のお子さん
は教室でハカセタロウの真似をしてバイオリン
を弾いている積りでタロウよろしく走り回って
います。
自分から始めたハカセタロウ気取りの
「Kちゃん」..左、と「Hちゃん」です。
③成人の方々が昔からの憧れの想いを
果たす為に始めた。
成人の方々は小さいころから
憧れ
習いたいと思っていた
が何十年も経ってから思い切って始めた
方々が多いです。
20代~84歳までの方々が始めました。
皆さんの
バイオリンを習いたい弾きたい
という気持ちはとても強く私も感動し
そして私に初心を思い返させて
くれました。
少し弾けるようになっただけで感動と
喜びの気持ちを伝えてくれます。
憧れのバイオリンを始めた大人の生徒さん達
と小学生の生徒さん達が一緒に楽しんでいます。
他の皆さんがバイオリンを楽しんでいる様子です。
2.バイオリン初心者の多くが失望する現状/辞める原因/失望の解消法は？
先ずは、初心者の方々の現状と、直面
する困難を記述します。
どのような現状かを知れば
辞める原因と解消法が見えてきます。
①バイオリン初心者の多くがが失望する現状
残念ながらせっかく勇気を出してバイオリンの
レッスンを始めても
開始してから暫くするとすぐに
ご自分が全く弾けない事に愕然とします。
キラキラ星でさえ弾こうとすればすするほど
彼らは顔を紅潮させ全身に力を込めますが
増々弾けずに
全然思い通り
には動かせないのです。
小さいお子さんが泣き出
す事もあります。
大人の方々も泣き叫びたい
気持ちと絶望をこらえているのが手に取るように
分かります。
喜びに満ちた希望が
見る見るうちに
失望に変って行きます。
②辞める原因
Ⅰ.弓を真っすぐ動かす事さえ至難の技である事
一見するととても簡単な動作に見えます。
肉体のほぼ全ての動作について言える事ですが、
肉体のある部分を直線に沿って動かす事は
各関節や各筋肉を複雑に連携させて初めて可能に
なるのです。
例えばボールペンを指で軽くつまんで体の正面に
30cmくらい離して持ち、上下に70cmくらい
垂直に動かして見てください。
前腕・上腕は縮んだり伸びたりして初めて
ボールペンは一直線に動けます。
さて、バイオリンの弓を直線に動かす場合では
もっともっと複雑な、各筋肉や関節の連携が
必要になります。
顔の前に左手・手首・腕を折りたたんだ形で
準備する時点ですでに難しく
そこから弾き始め
弓が一直線に動けるようにするには
動かしながら指・手首・前腕・上腕・肩の
各筋肉をどの時点でどのように柔らかく
コントロールするのかを
知らなければなりません。
コツが必要になります。
勿論大方の初心者はそんなことは
知りようもありませんので
大変に困難なことになる訳です。
しかし約三割の方はなんの困難もなく
スムーズにできます。
Ⅱ.左手の指をただ指板に置くことからすでに
出来ない方々がたくさんいる
これも簡単そうに見えます。
ですが多くの初心者にとっては
大変に難しいのです。
バイオリンは肩に乗せ顎で軽く挟みます。
そして
左手で肩の高さに水平に保ち続けながらずっと
肩の高さまで保持し続けなければなりません。
10分やるだけで腕も肩も背中もパンパンに
なります。
皆さんも試しに栄養ドリンク剤を一本
左手に持ち
体の前面に少し伸ばして肩の高さに
10分保持し静止させ続けてみたら
実感できると思います。
日常生活ではほとんどやらない動作なのです。
簡単ではありません。
その上に
左手はねじりにねじって
指板に指を置き各指を指定のポイントに
押さえなければなりません。
指板に張られたシールに四本の指を
ただ並べてしばらくそのままにして置く
ことさえ
多くの初心者の方にはとても難しいです。
その様な状況で
キラキラ星を弾く事がいかに難しいかが
簡単に想像できると思います。
以上に述べたように
多くの初心者の方々にとっては
右手と左手の単純な事さえ難しいのです。
それで
バイオリンを
弾く事に失望してしまい
それが多くの初心者の方々
がバイオリンを辞める原因になっています。
③失望の解消法は？
失望の解消法は簡単です。
リラックス!!! と 反復練習で筋肉を慣らす
事です。曲を弾く事ではありません。
各筋肉のリラックスを一つ一つの動作に対して
確認する事です。
・((音を出す前に))
左手・右手さらには上半身の筋肉の在り方に
先ず意識を向けさせる訓練からスタートします。
ですので音を出す以前に動きを静止させた状態
で各筋肉をリラックスさせる訓練をします。
・((一つづつの動作に対して
十分にリラックスさせる))
次に一つ一つの運動に対して十分に
リラックス出来るまで
時間を掛ける訓練をします。
決してリラックスする前に
次の動作に移行しない事です。
以上です、が言葉に
するのは簡単で実践するにはまるで
ヨガ修行のような次元の
マインドコントロールが必要になります。
各筋肉のリラックス法の詳細は
他の私の記事にて解説する予定です。
3.おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は
多くの初心者にとってはバイオリンを弾く事が
とても難しく
その為にバイオリンを弾くのに
失望し辞められる方が多い
という事をご理解頂けたと思います。
しかしその困難さを解消する方法があり、
それは
リラックス!!! である事をお伝えしました。
リラックス法は全ての解消法の根本原理です
個々の解消法はリラックス法を前提として
構築されます。
この記事を参考にされてあなたが楽しく
バイオリンを弾けるようになられ
日々の練習に励まれるよう願います。
今回も記事をお読み頂きありがとうございます。
私の他の記事では
バイオリン初心者が難しいと感じる事を
具体的に解消させるためのコツを
伝授していきますので
是非、そちらの関連記事もお読みください。