バイオリン初心者さんの初めての曲/キラキラ星

皆さんこんにちは!

当サイトの管理人の

メーメー屋宜です。

いつもご訪問頂きありがとうございます。

当サイトは

私が長年バイオリンの指導に携わってきた

経験から

初心者の皆さんのお役に立てる情報を

お伝えします。

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今回は

いよいよ

バイオリン初心者の皆さんの多くの方が

初めに挑む

キラキラ星を使って

左手と右手の

難しい課題を解消しながら

弾けるようになる方法を

解説していきます

【重要】キラキラ星を弾く為には

十分な左手の為の準備運動が

なされていなければなりません。

左手の為の準備運動のやり方については

下記の私の記事を参照して十分に行って下さい。

1.バイオリン初心者さんの初めての曲/キラキラ星

バイオリン初心者の皆さんが

はじめて弾く曲は

教本によって色々あります。

代表的な教本としましては

篠崎バイオリン教本

鈴木バイオリン教本

新しいバイオリン教本(これが題名です)

等があり

それぞれが、全くの初心者レベルから

中級者、上級者レベルまでの

曲が準備されています。

バイオリン初心者の大方が

鈴木バイオリン教本を使用します。

教本によっては

曲とは言えないような単純な開放絃だけの

練習や

(一番星みいつけた!)のように

開放絃と人差し指だけを使う曲と

また、鈴木バイオリン教本

第一巻のように

(キラキラ星)が一般的です。

私は初心者の皆さんには

初めての曲として

(キラキラ星)を指導しています。

それでは

解説していきます。

【重要】以後、右手の持ち方は

筋肉の負担を軽くし弾きやすく

する為に初心者の皆さんに限って

親指を毛箱(フロッグ)の下に添えます

その理由は下記の私の記事を参照してください。

【重要】初心者の皆さんは

両端部分は筋肉にかなりの負担を掛けますので

弓の両端の約10cmは弾かないで下さい。

長く、楽に

ゆっくり目に弾きます。

そして、一つ一つの動作ごとに停止し

全ての部位の

力を抜き

リラックスします

このリラックスする事こそが

とても重要な事なんです。

力めば力むほど

細かい動きはできません。

更には、力んで長時間

指を動かし続けれは゛当然故障の

原因になります。

バイオリンがスムーズに弾けるように

なる為の最も重要な事は

筋肉を柔らかくして弾く事です

とても簡単な事です‼

そして、当然の事なんです

力んだ筋肉が

スムーズに動く訳はありません‼‼‼‼

筋肉を柔らかく弾く訓練を

バイオリンを始めた時から

や.れば良いのです‼‼‼‼

この様に筋肉を柔らかくして弾く事の

重要さをキラキラ星を弾く前に

御理解して頂きたいと思います。

いきなりキラキラ星から始めると

なかなかスムーズにはご理解が難しいと

思います。

足し算、引き算や掛け算が理解出来なければ

簡単な文章題が解けないようなものです。

下記の私の記事に

筋肉を柔らかくして弾く事の重要さを

説明してあります。

さて

キラキラ星は易しいので

どのような弾き方でも弾けてしまいます。

いえ、いえ‼‼

弾けたような気になっているだけなんです。

初心者が夢中になって

楽しく速く弾くと

手指・手首・前腕・上腕

肩・首まで力んでしまい

本人はよく弾けているつもりでも

硬いままの筋肉で弾くという悪い習慣を身に

付けてしまいます。

つまり、初期の導入期に

硬い筋肉でやや無理矢理に弾いてしまう

悪い習慣を身に着けてしまうと

少し難しい曲にチャレンジする時には

なかなか弾けずに

ストレスを覚え失望さえしてしまいます。

その原因は

筋肉を楽にして柔らかく弾く訓練を

知らずに

力で弾いて来た事にあるのです。

後々に力で弾く悪い習慣を矯正するには

多大な労力を要してしまいます。

ですので

キラキラ星を学習する時から徹底的に

楽に柔らかく弾く訓練を意識して訓練します。

結論

決して歌うように弾いてはいけません。

曲らしく上手に弾いてはいけないのです‼

右手も左手も、ひとつづつの動作を

ひたすら楽に行うよう心掛けて下さい。

ひとつづつの動作ごとに停止を入れます‼

ですから曲にはなりません。

ひとつづつの動作が力まずに

できたかどうかだけに意識を傾けます。

ですから曲になってはいけないのです

もし、曲らしく弾いてしまいますと

途端にあちらこちらが力んでしまいます。

この方法を

曲を弾きたい気持ちを我慢して

初期に徹底して訓練すると

易々とキラキラ星が弾けるようになり

次の少し難しい曲も信じられない程にスムーズに

右手や左手が動くようになります‼

やがて筋肉を力まずに使う意識が

理解されると右手も本式の持ち方に変えます。

前述してある

右手に関する私の記事を再度参照して下さい。

バイオリン初心者の皆さんは

本式の持ち方に変えるまでに

大体3~5月必要です。

其の頃には

指も前腕・上腕も肩も首もあまり力まずに

弾けるようになっています。

もちろん左手も楽になっています。

その時点で曲らしく弾く訓練を始めるのです

少し分かりづらかったかもしれませんね。

スポーツ競技に例えると

簡単に理解できるかと思います。

例えばあなたが

バレーボールが好きで

始めたいと思い

部活や何らかのクラブに入会したとしても

普通は、決していきなり

試合には出してもらえませんよね。

レシーブもトスも出来ないような人は

コートに出ても

決して、なんにも出来ません!

先ず、やる事は

レシーブの練習でしょう。

レシーブが出来て初めて

他のプレーヤーに繋げられます!

先輩や指導者とマンツーマンで

ひたすら

ボールを受けて

何千回、何万回と

ただ、ボールを受けて正確に

返す練習をしなければなりません。

当然のように

皆さんも理解できますよね‼‼

さて

バイオリンも全く同じなんです‼‼‼‼

バレーボール初心者が

いきなり、競技が出来ないのと同じで

いきなり

キラキラ星は弾けません‼‼‼‼

ホントは弾けていないのに

弾けている気になっているだけです。

筋肉は硬いままなんです。

先ず、筋肉の使い方を

マスターしなければなりません。

ですから

バレーボール初心者のように

レシーブを何千回、何万回と練習するように

バイオリン初心者の皆さんも

右手だけの練習や

左手だけの準備運動や

キラキラ星を

ゆっくりと、一つ一つの運動を

徹底して

何千回、何万回と練習する事から

始めるのです‼‼‼‼

バイオリン初心者の皆さんが

試合はやらないで

レシーブの練習をするように

キラキラ星も

曲としてではなく

練習するのです‼‼‼‼

演奏手順

キラキラ星の楽譜を示します。

出典元:鈴木バイオリン教本第一巻

A.弾く前に

右手の指・前腕・上腕・肩・首

の力を抜き楽にします。

※以下、演奏する際には
一つ一つの動作の前に
右手の指・前腕・上腕・肩・首
の力を抜き楽にします。

1.ラ(2番線開放絃=指番号0)を下向きに弾き

動きを止めます

2.ラ(2番線開放絃=指番号0)を上向きに弾き

動きを止めます

3.弓の動きを止めた後

力を入れずに

弓を

2番線から1番線に

ゆっくりと

回転させます。

4.ミ(1番線開放絃=指番号0)を下向きに弾き

動きを止めます

5.ミ(1番線開放絃=指番号0)を下向きに弾き

動きを止めます

6.ファ♯(1番線=人差し指・指番号1)を押さえてから

下向きに弾き

動きを止めます

※以下、

一つ一つの指を

ゆっくり、力みすぎずに

指板に置いて

キチンと静止させてから

または、ハッキリと離してから

右手を動かします

指を準備できてから

1秒くらい経ってから

右手を動かして下さい。

7.ファ♯(1番線=人差し指・指番号1)を上向きに弾き

動きを止めます

8.ミ(1番線開放絃=指番号0)を下向きに

長く弾き

動きを止めます

9.右手を止めたまま

2番線にシ(人差し指=指番号1)

・ド♯(中指=指番号2)・レ(中指=指番号3)

をゆっくり置きます。

その時、決してリズムに合わせてはいけません

リズムを取り払って下さい

人差指・中指・薬指の順に

楽に

ゆっくりと置いていきます。

10.弓の動きを止めた後

力を入れずに

弓を

1番線から2番線に

ゆっくりと

転がします

11.レ(2番線薬指=指番号3)を上向きに弾き

動きを止めます

薬指をしっかり指板から離します。

離すのを確認してから

音を出す前に

力を抜き楽にします。

12.レ(2番線薬指=指番号3)を下向きに弾き

動きを止めます

弓を止め

以下、同様にして

各指をしっかりと置いてから

又は離れてから

右手の力を抜くことを確認してから

音をだします。

決して

指を置くと同時に又は

離れると同時には

音を出さないで下さい

今しばらく音楽的に

弾かないで下さい

13.ド♯(2番線中指=指番号2)を下向きに弾き

動きを止めます

14.ド♯(2番線中指=指番号2)を上向きに弾き

動きを止めます

15.同じように、シ(2番線人差指=指番号1)で2回行ないます。

16.ラ(2番線開放絃=指番号0)を一回、長く弾きます。

17.人差指(シ)・中指(ド♯)・薬指(レ)・小指(ミ)

の順に置いていきます。

小指を

広げる事はかなり難しいですので

リズムを無視して

ゆっくりと

できるだけ楽に広げて下さい

以下、小指(ミ)薬指(レ)中指(ド♯)人差指(シ)

各指を2回づつ弾きますが

下に一回弾いたら

右手のすべてを力を抜き

次に、上に弾いたら

右手のすべてを力を抜き

力を抜きリラックスします。

18.シ(2番線開放絃=指番号1)を一回、長く弾きます。

19.もう一度、小指(ミ)薬指(レ)

中指(ド♯)人差指(シ)各指を

2回づつ弾く事を繰り返し

20.最後に1~16までの手順を繰り返します。

B.以上の手順を次の動画にまとめました。

以上で

キラキラ星を使った

筋肉を柔らかくして弾く訓練を終了します

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2.おわりに

いかがでしたでしょうか。

急がば回れ!なのです。

一つ一つのバイオリンを弾く動作に

対して

筋肉を柔らかくする感覚を

丹念に丹念に

体得してください。

きっと、数か月もすると

驚くほど上達しているでしょう!

この記事が

皆様方のお役に立てる事を願います。

次の記事では

バイオリン初心者・中級者の皆さんが

上手く弾けるコツをお教えします。