バイオリン初心者が右手の形を正しく保つのは困難?その理由と解消法を伝授します!

こんにちは!

当サイトの管理人のメーメー屋宜です。

いつも訪問頂きありがとうございます。

当サイトは

私が長年バイオリンの指導に携わってきた

経験から

初心者の皆さんのお役に立てる情報を

お伝えします。

なので、今回はバイオリン初心者が

最初に苦労する、右手が困難な理由と

その解消法についてお伝えして行きます。

私も初めてバイオリンに触れた時

右手の違和感を強く感じなかなか困難さを

克服出来ず失望しかかった経験を踏まえて

解説致します。

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1.バイオリン初心者が右手の形を正しく保つことが困難な理由とは?

先ず、なぜ手の形を正しく保つ事が

難しいのかを知って頂きたいと思います。

そうすれば解消法もおのずと

理解出来ると思います。

先ず普通の持ち方を見て下さい。

下の写真のような持ち方です。

親指を、毛箱(フロッグ)の先端の角に

あてます。そして、軽く丸く曲げます。

他の四本の指は弓とほぼ直角になるように

します。

中指が親指の真上に

来るようにして四本の指の第一関節あたりを

軽く曲げ

さらには手の甲を弓の先端方向に

向けて僅かに傾けます。

四本の指が弓とほぼ直角になるように保ちつつ

手の甲をわずかに弓先側に傾けて

弓を真っすぐに動かします。

右手の形を正しく保ちつつ

弓を真っすぐに動かす時に

右手の形を正しく保つ事が

いかに困難であるかを知る事になります。

その困難の原因を力学的状況を

踏まえて分析します。

バイオリンとビオラの弓の重さは

せいぜい60~75gなんですが

長さがかなりあります。

さて、あなたが70gの、長さが5cmの物を

親指と中指でつまんで空間を

真っすぐに動かしてみると

なんなくできますよね。

簡単そのものですよね‼

空中で真っすぐに動かす事なんか

わけもありません。

次に、長さが50cmの約70gの

細い棒の

端を

持ってみて下さい。

どうですか?

モーメントの働きで

弓先の方に重さがかかり

弓・親指・小指はまさしく

テコのようになります。

弓の重さを支えるのは親指・中指・小指です。

凄く持ちにくく

親指と中指と小指で支えるのは

結構重く感じられますよね。

その上に

四本の指と甲は弓に対して直角に保たれつつ

真っすぐ弾かねばならないのです。

また顔の近くと

腕を伸ばした

腹部の前で

直角を保つのはとても窮屈なんです。

ついつい力を入れてなんとかしようとします。

すると指・手首・前腕などにかなり

負担を掛けてしまい

形を保ちつつ真っすぐに動かす事が

困難になるのです。

この様に普通の持ち方が

初心者の皆さんに右手を正しく保つ困難さ

をもたらしているのです。

2.バイオリン初心者が右手の形を正しく保つ困難さの解消法を伝授!

右手の形を正しく保つ困難さを解消するには

どうすれば良いのでしょうか?

簡単です‼

徐々に慣らしていけば良いのです。

持ち方を変えれば良いのです‼

どのように変えれば良いのでしょうか?

下の写真のように持ちます。

親指を毛箱(フロッグ)の下に添えます

そして

他の四本の指を弓の上部にそえます。

こうすることによって

親指と中指の間に約3cmの距離が生じ

弓を楽に持つことが出来るようになります。

親指と中指の間が大きくなればなるほど

簡単に弓のような

棒状の物を持ち操作出来るようになります。

指と手が楽に

弓を持てるようになれば

前腕・上腕・首・肩まで

楽になります。

よって、右手の甲と弓を

直角に正しく保ちつつ弓を真っすぐに

楽に動かす事が出来るようになります。

これで右手の形を正しく保つ困難さを

解消する事ができます

ただしこの持ち方はあくまでも

本式の持ち方がより楽に出来る様になる為の

準備です。

スポーツで言えば

ウォームアップのような事なのです。

初心者の皆さんは

1~5ヵ月、この持ち方で

前腕・上腕・肩を

楽に動かせるようになるまで

筋肉を慣らします。

形を保ちつつ

真っすぐ動かす事に困難を

覚えなくなるまで

親指を毛箱(フロッグ)の下に添えて

弾いて下さい。

1~5ヵ月後普通の持ち方に移行します。

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3.おわりに

いかがでしたでしょうか。

力学的状況を踏まえて形と筋肉の関係を

解説してきましたので困難さが

良くご理解頂けたかと

思います。

そして最後に解消法として

楽な形で慣らしていく事を提案しました

実際に初心者を指導する時に

これまで解説してきた解消法で

皆さんがスムーズに

普通の弾き方に移行できました

ぜひこの記事を参考にされてあなたが楽しく

バイオリンを弾けるようになられ

日々の練習に励まれるよう願います。

今回も記事をお読み頂きありがとうございます。

初心者の皆さんのお役に立てれば

幸いです。

私の他の記事では

バイオリン初心者が難しいと感じる

左手についても解説致しています。

是非、そちらの記事もお読みください。